教習生のその後…(No.7)

いたばし

教習後の運転の状況を教えてください。

お客様

長男が転勤から帰宅したので、通勤用に使用してます。私は長男が休みの日に使ってます。

いたばし

運転が出来る様になって、生活に変化はありましたか?

お客様

往復3時間の運転や、高速に乗れるようになったので気持ちに余裕ができました。

いたばし

教習サービスでこんなものがあればいいな、といったご要望・改善点・ご意見があればお教えください。

お客様

大雪など悪天候の運転をする時の注意点を知りたいです。

長男も私も雪の運転は初めてだったので、何もかもスムーズにいかず緊張しました。

いたばし

運転を継続されているようで安心いたしました。この度のご意見、参考にさせて頂きます。

悪天候時の運転をするときの注意点ですが、簡単に要点をかいつまんでお伝えします。

「大雪や悪天候時(悪条件下)の運転するうえでの注意」

☆雨の時の運転

・視界が悪く、路面が滑りやすい。

▶ワイパーを正しく使う。フロントガラスは前を走る車により泥や排気ガスに含まれる油によって見づらくなる場合があるのでその場合は雨の日でもウォッシャー液を使用する。

▶路面が普段より滑りやすいので車間距離をいつもより多めに取る。特に雨の降り始めが最も滑りやすいので注意。(雨粒が路面に染みこまず、雨粒が路面に浮いている状態になるため)

▶昼間でも曇り空で暗かったり、雨の降る量が多い場合はライトを使用すること。

・水たまりに注意

▶水たまりの深さによってはハンドルを取られるため基本は避けるのが良い。

▶避ける際は、対向車・歩行者・自転車に注意すること。

▶やむを得ず水たまりに入る際は速度を落として進入すること。

▶歩行者等に水をかけないように避ける、または水たまりに進入する際は静かに進入すること。歩行者に水をかける行為は違反に該当します。(泥はね運転 反則金6,000円)

▶歩行者や傘差し運転の自転車には要注意。基本こちら側を認識していないものだと予測すること。

☆霧の時の運転

▶視界が悪いので前照灯や霧灯(フォグランプ)を使用する。前照灯を使用する場合は必ず下向き(ロービーム)を使用すること。(上向きだと霧に光が乱反射して返って見づらくなるため)

▶霧の具合が酷い場合は警音器を使用する。

☆雪の時の運転

・視界が悪く、路面が滑りやすい。

▶上記の理由により、交通状況が混乱する場合がほとんどなので、場所にもよりますがいつもより30分〜1時間早く家を出ること。

▶フロントガラスが凍っていたり、雪が積もっている場合はあらかじめ解氷(基本的には暖気。時間が無い場合は解氷スプレーも有。熱湯をかけたりは絶対NG。熱膨張で窓が割れます)したり、雪が積もっている場合は必ず雪を下ろすこと。(雪を下ろさずに走る行為は非常に危険な行為です。例えば天井の雪がスライドして前が見えなくなったり、後ろに雪が落ちれば後ろの車に迷惑が掛かり、最悪事故に繋がります。)

▶視界が悪いときは、雨の時同様、ライトを使用すること。

・タイヤについて

▶一般的な道路であればチェーンは基本不要ですが、積載したり、付け方を練習しておくといざという時には安心できます。

▶チェーンを履く場合は必ず駆動輪に付けてください。ハリアーの場合、二輪駆動or四輪駆動のどちらかになりますが、どちらの場合でも前輪に付けてください。ただし年式がわからないので要確認が必要です。必要であればディーラーに確認すれば直ぐに答えてくれるはずです。

※駆動輪とは・・・エンジンの動力が伝わる車輪のこと。

▶スタッドレスを履いていれば安心、ということはありません。普通に滑ります。

・走り方

▶雪道を含め、路面が悪条件下であれば「急」の付く行動はしないようにしましょう。(ハンドル・ブレーキ・アクセル)

▶速度はより控えめに、ブレーキをかけるタイミングはいつもの倍早めに。

▶雪道では基本的に轍(わだち)を走りましょう。端を走って側溝に落ちないようにするためです。(轍が凍っている場合は避ける方が無難な場合も有)

▶坂道での走り方のコツは「登りも降りも一定の速度で走り続ける」こと。基本的に滑るときは加速、ブレーキによって滑り始めます。早めに進行方向を確認して平地の内に徐々に加速or減速をして速度を事前に作るようにしましょう。(速度が平時より遅くなりがちなので目線が近くならないように注意です)

▶万が一、交通が麻痺して動かない場合、車内で待機することになりますが、長時間雪が降り積もる場合は排気ガスの排出口が雪で埋まらないよう時々雪をかきましょう。排出口が塞がると車内が一酸化炭素で充満し、眠るように死亡してしまいます。(過去にそういった事例が多数あります)

全ての状態で1番に言えることは、身も蓋もない話ですが「運転しない選択」をするのがもっとも安全です。

少しでも不安があれば運転しないのが一番ですが、運転される場合は十分気をつけて運転してください。

今後とも安全に、無事故でお過ごしになられることをお祈りいたします。

ありがとうございました。